秩父宮賜杯 第41回 全日本大学駅伝対校選手権大会
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カテゴリ【朝日新聞記事】 更新日 2011年11月10日 12時20分
新潟大 疾風 力走 22位 「壁」痛感、再出場へ決意
6日の第43回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、JAバンク特別協賛)で、北信越地区代表として22大会ぶりに出場した新潟大の選手8人が、106・8キロの伊勢路を駆け抜けた。記録は5時間52分46秒で22位。目標だった過去最高の17位(1989年)は超えられなかったが、選手たちは粘り強い走りを見せ、「ここからがスタート」と来年の再出場を誓った。
午前8時すぎ。「緊張しています」と少しこわばった表情で、1区を走る稲毛寛人選手(4年)がスタートラインに立った。新潟大はレース前半に先頭集団との差をなるべく縮めて流れをつくる戦略で、チームエースに1区を任せた。
関東勢が占める先頭集団には、1キロくらいから離れだしたが、焦らず同じペースを保った。全国の壁が厚いのは覚悟していた。先頭から10分以内に中継点にたどり着けなければ繰り上げスタートとなる。スクールカラーの緑色のたすきを、少しでも早く渡したい。
終盤には少し苦しそうに顔をゆがめながらも前方との差を縮め、トップと3分差でたすきをつなげた。
3区「あと54秒」
2区から駒沢大学の独走となり、差が開いてくる。3区の住柔選手(1年)は、トップから7分以上遅れてたすきを受けた。2~3キロ走って「いつものペースより遅れてる」。
中継点に、たすきを引き継ぐはずの金沢拓則選手(3年)の姿はなかった。あと54秒、間に合わなかった。
たどり着いて仲間に抱えられた瞬間、「いつもの力を出せていたら、いい流れを作れたかもしれない」。涙がこぼれた。
背押す「頑張れ」
新潟大は4区以降、繰り上げスタートを意味する白いたすきで走った。それでも粘り強く走る選手たちを沿道の応援が励ました。
6区で津市の市街地を走った石原宏哉選手(2年)は、中間地点からリズムが作れず苦しんだ。そこへ「新潟頑張れー!」の声。出身の栃木県から新潟大で駅伝をするために進学し、念願かなって立った夢の舞台だ。「きつかったけど、応援が背中を押してくれました」
快走「練習通り」
最長区間の最終8区は、チーム最年長の伊藤悠太選手(院2年)だった。12チームが一斉に繰り上げスタートとなったが、最後まで自分のペースを崩さず「練習通り走れました」。最初で最後の伊勢路で、笑顔でゴールを踏んだ。自分の姿から後輩に学んで欲しいと臨んだ大会。「全国は甘くない。後輩たちには、来年のために厳しく練習していって欲しい」と語った。
レースを終え、駒形大樹チームキャプテン(3年)は「全国の壁と、1秒の大切さを感じた。全日本で闘うためには、ここからがスタートだと思ってこれから取り組んでいきたい」。(高見沢恵理)

第1中継点で、稲毛寛人選手(左)から鈴木拳選手に、たすきが渡った=愛知県弥富市

ゴールするアンカーの伊藤悠太選手=三重県伊勢市
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主催:[社]日本学生陸上競技連合/朝日新聞社/テレビ朝日/メ~テレ/