秩父宮賜杯 第41回 全日本大学駅伝対校選手権大会


 

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〔朝日新聞記事から〕力走「次につながる」 中京大、3年連続19位(11月7日朝刊)

カテゴリ【朝日新聞記事】 更新日 2011年11月10日 12時11分

 

力走「次につながる」 中京大、3年連続19位

 6日にあった第43回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、JAバンク特別協賛)。東海地区代表の2校のうち、3年ぶり15回目の愛知工大は17位、4年連続32回目の中京大は3年続けて19位という結果だった。

 中京大メンバーとして過去3回、7区を走った屋台骨の栃木一成(とちきかずなり)主将(4年)は今回、自ら出場を辞退して、サポート役として大会に臨んだ。
 午前10時。栃木主将は第3中継所(三重県四日市市)にいた。全日本初出場の山口泰輝選手(1年)に「自分に自信を持って楽しんで走れよ」。出走直前、そう声をかけると山口選手はリラックスした様子で笑顔を浮かべた。
 今大会は自ら申し出て、4年連続で故郷である同県松阪市の7区を走ることをあきらめた。「実力が出せない状態が9月ごろから続いていた」。競合する選手に5000メートルで20秒ほどの後れを取った。「チームのことを考えると当然だった」と説明する。
 三重高校(同市)在学中から栃木主将に目をかけていた川口孝志郎監督(57)は「外すつもりはなかったが、彼の意思は固かった。30秒タイム差があっても、経験が十分にカバーしてくれるのだが」と話す。
 出場辞退を決めた10月10日から、裏方に徹してこの日を迎えた。一方で練習には参加し、真剣に走り込んだ。その練習する姿勢は、部員たちを奮い立たせた。「部が引き締まった」と川口監督は評価する。
 第3中継所から送り出した山口選手は、4人抜きの好走。山口選手は「主将のおかげ。緊張せずに走れた」と感謝した。
 3区から、繰り上げスタートぎりぎりでたすきをつないで来た松田和真選手(2年)には「よく頑張った」と声をかけた。
 松田選手は「自分たちを信じて主将は譲ってくれた。どんなに苦しくても頑張ろうと思った」。栃木主将に代わって7区を走った芝田遼選手(3年)と並ぶ区間14位は、チーム8人の中で最高位だった。
 栃木主将は「今後につながる良いところが見えた。自分が外れた意味があったのかなと思います」。笑顔で話した。
 レースの途中で繰り上げスタートとなり、「たすきをつなぐ」という目標は達成できなかった。だが川口監督は「栃木が引っ張り、1年生も頑張った。今後に期待が持てる大会になった」と喜んだ。
 栃木主将は来春、警視庁への採用が決まっている。「卒業後も1日10キロのランニングは続ける。陸上で身につけた粘り強さを捜査に生かしたい」と語った。(鈴木祥孝)

 

元気鍋、応援も熱く

 第7中継点が設けられた三重県松阪市豊原町のJA松阪では、JAバンクの職員が牛の切り落としや松阪産のブナシメジ、エリンギ、里芋を煮込んだ特製の「元気鍋」を沿道の観戦客にふるまった。
 職員23人がこの日、早朝から大きな鍋で仕込みにあたった。声援を送った子どもたちにも大好評で、1170杯分の鍋は午前11時から1時間50分ほどで「完食」した。

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一斉にスタートする選手=名古屋市熱田区


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ゴールした田中陽介選手(左)を介抱する中京大の栃木主将=三重県伊勢市、いずれも川津陽一撮影

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〔朝日新聞記事から〕故郷、駆け抜けた 県内出身5選手、伊勢路に挑む(11月7日朝刊)

カテゴリ【朝日新聞記事】 更新日 2011年11月10日 11時56分

 

故郷、駆け抜けた 三重県内出身5選手、伊勢路に挑む

 6日の第43回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、JAバンク特別協賛)で、県内出身の5選手が地元の伊勢路を力走。6区を走った駒沢大の中村匠吾選手(1年)=四日市市出身=は1位でたすきをつなぎ、3年ぶりの優勝に貢献。田中貴章選手(4年)=津市出身=が5区を走った東洋大は2位だった。

 田中勝大選手(明治大3年)=上野工
 顔をしかめながらも、懸命に第4中継点(鈴鹿市)に駆け込んできた明治大3年の田中勝大選手。全日本は初めての経験だ。「練習もしっかりでき、自信をもって臨んだが、1カ月前と比べて体の切れが悪かった」と振り返った。
 亀山市出身。中学時代は野球選手だった。もともと足が速く、長距離走の能力を見いだされ、駅伝競技では県内屈指の名門・上野工高に進学。高校時代の友人や明大の県内父母会員らも応援に駆けつけた。
 祖父母と母、妹の4人は声援をしっかり届けようと別々の沿道に分散し、大学の頭文字「M」を染め抜いた応援旗を振って力走を後押しした。順位を落としたため、母由香里さんは「そんなにえらい(しんどい)顔はしていなかったけど、調子が良くなかったのかも」。

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明治大の田中勝大選手


 田中貴章選手(東洋大4年)=稲生
 5区を力走した東洋大4年の田中貴章選手は、トップの駒沢大をひたすら追いかけたが及ばず、「全然だめです。気持ちで負けてしまった」と肩を落とした。
 稲生高出身で、中継点のある津市は地元。苦しそうに顔をゆがめながらたすきをつなぐと、ひときわ大きな歓声が上がった。「応援してくれたのに、自分の走りができなかった」と残念がる。
 10月の出雲駅伝で区間賞をとるなど活躍したが、その分疲れがたまり、満足のいく練習ができなかった。「これが今の自分の100%の力。一から全部やり直したい」と唇をかんだ。

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東洋大の田中貴章選手

 

 石坂健太選手(皇学館大2年)=神戸
 東海学連選抜の3区を任された皇学館大2年の石坂健太選手は、2人抜きの力走を見せた。だが、無念の繰り上げスタートとなり、たすきはつなげられなかった。「前を走る中京大に追いつければ、つなげた。まだまだ経験不足、実力不足だった」と悔しがった。
 神戸高時代は大会の補助員を務めた。「自己満足かもしれないが、2人抜いたのは今日の成果。来年は、皇学館大学として出場を決めたい」と意欲を見せた。

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皇学館大の石坂健太選手


 中川瞭選手(東海大1年)=上野工
 同じく3区を走った東海大1年の中川瞭選手は、3位でたすきをつないだ。この日は朝から調子がよく、手応えは十分。「逆に終盤にペースが落ちて粘れないのでは」と不安がよぎったものの、最後まで崩れなかった。「(母校の)上野工高の先生や家族に日頃の頑張りを見せたい」と意気込んで臨んだレース。力走を終え、充実した面持ちだった。

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東海大の中川瞭選手

 

 中村匠吾選手(駒沢大1年)=上野工
 6区を走った駒沢大1年の中村匠吾選手は上野工高出身。苦しみながらもトップでたすきをつないだ。「リラックスした気持ちで中継点に立てた」が、中間点を過ぎてから「きつい」と感じ始めた。「無理やり、どうにか足を動かしていた」と振り返る。
 出場できなかった先輩のことを思い「最低でも1位でたすきを渡すこと」だけを考えて、歯を食いしばって最後まで気持ちを切らさなかった。

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駒沢大の中村匠吾選手

 

牛肉・キノコ・里芋...地元食材、食べて応援

JAバンク、松阪で観客に提供


 第7中継点が設けられた松阪市豊原町のJA松阪では、JAバンクの職員が牛の切り落としや松阪産のブナシメジ、エリンギ、里芋を煮込んだ特製の「元気鍋」を沿道の観戦客にふるまった。
 職員23人がこの日、早朝から大きな鍋で仕込みにあたった。声援を送った子どもたちにも大好評で、1170杯分の鍋は午前11時から1時間50分ほどで「完食」。JAバンクの藤井義裕さん(47)は「沿道の皆さんに大変好評で、多くの方に集まっていただきうれしいです」と話した。

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〔朝日新聞記事から〕駒大が優勝(11月7日朝刊)

カテゴリ【朝日新聞記事】 更新日 2011年11月10日 10時56分

 

駒大が優勝

 第43回全日本大学駅伝対校選手権大会(日本学生陸上競技連合、朝日新聞社、テレビ朝日、メ~テレ主催、JAバンク特別協賛、トヨタ自動車、三菱UFJリース協賛)は6日、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間106・8キロに27チームが参加して行われ、駒大が3年ぶり9度目の優勝を飾った。10月の出雲駅伝を制した東洋大は2位、昨年優勝の早大は3位だった。 

 駒大は2区で先頭に立つと、その後は一度も首位を譲らずに逃げ切った。東洋大は最終8区でエース柏原竜二が追い上げたが、届かなかった。

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トップでゴールする駒大アンカーの窪田忍選手=6日午後、三重県伊勢市、金川雄策撮影

 

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